フレイルトレーナー及びフレイルサポーター合同養成研修
安八郡広域連合は、要介護要支援の前段階である「フレイル」予防に着目し、今年度から各構成町地域包括支援センターにおいて住民参加型介護予防事業を開始します。
事業の開始に先立ち、5月20日と21日の2日間にわたって、本事業において中心的な位置づけとなるフレイルサポーターとフレイルトレーナーの養成講習を実施し、地域でボランティア活動されている神戸町15名、輪之内町13名、安八町15名の計43名の方々が出席されました。
この養成講習では今年2月に各町で開催されました『フレイル予防啓発講演会』の際、講師としてお招きした東京大学高齢社会総合研究機構特命研究員の神谷哲朗氏をはじめ、同研究員村瀬義典氏、和歌山県紀の川市フレイルトレーナー谷口和也氏、同市フレイルサポーター畠中美文氏と井口和彦氏の5名の方にお世話になりました。さらに、2日目は同市フレイルサポーター7名の方がお見えになりお世話になりました。
1日目は健康寿命やフレイルについての座学、2日目は体に「フレイル」のサインがないか、質問や簡単な身体機能の測定でチェックする「フレイルチェック」の実技演習を行いました。
フレイルサポーターの皆さんには今後、地域に出てフレイルチェックを行い、介護予防についての普及啓発を行う大切な役割があります。
演習終了後、参加された方からは「受けられた方の測定結果が、自分の想いと異なっていたことに対する言葉かけが難しいが、このフレイルチェックは半年後に再びチェックするので、その方がもう一度来てくれることを考えると、『フレイルサポーターをやってよかった』と思うかもしれない」「最初から行政に頼らずに、仲間とともに運営し、その活動が口コミでも広がれば、私たちフレイルサポーターも大いに社会貢献できる。自らも健康でいられる」といったお声を聞かせていただくことができました。
事業の本格開始にむけ、各町では地域に出向いてフレイルチェックできるよう、ただ今自主的に研修を重ねています。
「誰もが生涯現役」と称される「健康長寿のまちづくり」を目指し、スタートラインに立たれた方々のご様子をご紹介します。
養成研修の様子
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