介護予防啓発講演会開催報告
今回は、ご近所福祉クリエーター 酒井 保 氏を講師としてお招きし、『住民パワーが地域(まち)を変える!3つのポイント』をテーマに、各町で介護予防啓発講演会を開催しました。
「3つのポイント」とは何か?それは
① 社会性があって
② 毎日よく動ける
③ 肉料理を食べる
以上の3点ですが、これらのキーワード、どこかで見覚えはありませんか?
そうなんです。安八郡広域連合は、今年度から要介護要支援の前段階である「フレイル」に着目し、各町地域包括支援センターにおいて住民参加型介護予防事業を開始しています。そこでは、「栄養」「運動」「社会参加」―これら3つを継続することを心がければ、要介護状態になるリスクを遅らせることができる、と呼びかけています。
また、介護予防はつい「自助」の精神が中心になって考えてしまいがちなのですが、この講演では「人は一生独りでは生きていけない。なので共に(友に)呼びかけて助け合う」―「互助」の精神で「人と人との繋がりを保つこと」が如何に大切なのか、を酒井氏は訴えました。
講演会終了後、参加された方からは
「私は90歳代女性で「支援される年齢だから」と出席をためらったが、講演を聞くうちに「支えられる側」でもその心構えが大切であることを教えられた。日々の家庭菜園ができることや地元老人会活動に参加できることに幸せを感じながら、齢(よわい)を顧みず、参加できて支える気構えも甦(よみがえ)りました」
「私たちは「人に迷惑をかけてはいけない」と教育を受けてきたが、「助けて!」と言えることが大切だと気付いた」
「2025年から(・・)の(・)問題は、「子どもたちの問題」であって、私たち高齢者の問題ではない。そのためには、少しでも将来を担う子どもたちにこれ以上「負担」「ツケ」を増やしてはならない」
といったお声も聞かせていただくことができました。
来年度も各町では、フレイルサポーターを募集しています。年齢・性別・身体の状態は問いません。各町地域包括支援センター(各町福祉主管課)までお尋ねください。
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